固定資産税について

私は分譲マンションに住んでいるので、毎年4月になると固定資産税の納付書が届く。
不動産を購入する前からわかっていたこととはいえ、これがけっこうな金額だ。

そもそも固定資産税ってなんで払わなきゃいけないのかなって、
イマイチ納得できない部分がある。

土地や建物の代金を支払って、自分の物になったはずなのに、
保有しているだけで毎年支払わなければならない。
なんで不動産だけそうなのだろう？
現金や株式は保有しているだけなら、現金資産税や株式資産税というのはないのに。
（もちろん利息や配当には税金はかかるが）

よく「担税力」という言葉を聞く。
担税力とは、担税能力ともいい、税負担を受け持つことができる能力の事らしい。
これも難しい言葉で、私は心から理解していないのだが、
不動産を所有する力があるのだから、税金を支払いなさいということなのかな？

でもそれだったら、住宅ローンを組んで購入している人は担税力なんてないのだから、
課税するのはおかしいのではないかと思う。
逆に現金をたくさん持っている人は担税力がたくさんあるのだから、
課税しなければおかしいということになる。

まあ、支払わなきゃいけないものは支払うけど、
不動産を購入するとけっこういろいろな税金がかかると思う。

・建物等を取得すれば「消費税」
・不動産売買契約書に貼る「印紙税」
・ローンを組んだ時は、金銭消費貸借契約書に貼る「印紙税」
・金利の特約がある場合は、その特約に貼る「印紙税」
・不動産の登記に必要な「登録免許税」
・条件によっては「不動産取得税」
・そして不動産を保有し続ける間はずっと「固定資産税」を支払わなければならない。

うーん、やっぱり不動産を購入するって大変なことだな。
よく広告のチラシに、賃貸の家賃と同じくらいのローン返済額で購入できるって書いてあって、
それは嘘ではないと思うけど、仮にローン返済額が家賃と同じくらいだとしても、
マンションだとそれ以外に管理費、修繕積立金、固定資産税がかかるから結構大変だ。
しかもそれらは、ローンを全額返済してもずっと支払わなければならない。

私は、若い頃からずっと持家志向で、だからマンションを購入したのだけど、
最近は賃貸の方がいいのかな？という気持ちになってきた。
ただ賃貸は賃貸で、保証人とか敷金礼金とかいろいろ大変そうだ。
特に私は保証人がいないから、無職になったら借りることができるのか心配だ。
仲のいい大家でもいればいいのだが。

私は10代の頃からひとり暮らしをしているが、家の悩みはいつまで経っても尽きないなぁ。