【ひとり暮らし25年目】私の住居履歴（前編）

ひとり暮らしをはじめてからもう25年間くらい経った。今引っ越しを考えていることもあり、今まで住んだところを振り返ってみた。私の住居履歴です。

【ひとり暮らし1年目～】(19歳～22歳・2年11ヶ月）

･賃貸アパート
･某駅徒歩10分　
･アパート　2階建ての1階
･築25年位
･1DK（DK6帖、和室6畳、バストイレ別）
･住み心地：70点

初めてのひとり暮らしで住んだアパート。当時は何もわからず、不動産屋さんに言われるがままに紹介された物件を契約してしまった。今思うとボロアパートだったが、当時は無知で何も考えてなく、ひとり暮らしができればそれで充分だったので、そんなに不満はなかった。

フリーターと学生時代に住んでいたので、生活が夜型で騒音に悩むこともそんなになかった。逆に今思うと、夜ずっと起きていたので、もしかしたら私が周囲に迷惑をかけていたのかもしれない。まあでも、ずっと本を読んだりゲームをしていたのでそれはないかな。古いアパートだったが、水周りはよく生活はしやすかった。水道が井戸水で、雪の日に水が出なくなり、不動産屋の人がタンクに水を入れて持ってきてくれたことがあった。それから一度、隣の部屋の女性が「砂糖を少し下さい」と言ってきて、少し分けてあげたことがあった。古き良き時代というか、今の時代じゃ考えられないな。1階の部屋で、玄関の鍵にチェーンがなく少し怖かった。まあ、若かったから住めた部屋だ。今、このアパートは取り壊されてしまってない。

【ひとり暮らし3年目～】(22歳～24歳・1年8ヶ月）

･賃貸アパート
･某駅徒歩10分　
･アパート　2階建ての2階(角部屋）
･築10年位
･1DK（DK3帖、洋室6帖）
･住み心地：10点(二度と住みたくない）

社会人になり引っ越しをすることになった。フローリングで出窓もあり外観は小奇麗な感じだったが、中身はまるでダメで水周りが悪く生活はしづらかった。特に風呂場の給湯器の調子がずっと悪く、水流が弱く、お湯がなかなか出なくて困った。お湯が出ても途中で水になってしまうことが多く、満足にお風呂に入れなかった。何回も不動産屋に言ったけど、なおしてくれなかったなぁ。当時はお湯が出ている時にチャンスとばかりに慌てて髪を洗ったりしていた。追い焚き機能もなく寒がりな私には辛かった。

また、道路を挟んだ向かいにコンビニがあり、最初は便利だと思ったが、買物客の車の音やお店の前で雑談している人の声がうるさかった。コンビニが近くにあるのは便利だが、その分少なからず騒音もあるので、音に敏感な人は避けたほうがいいかもしれない。私はそれ以来、近くにお店がある物件は避けるようにしている。

それから、訪問販売のカモリストに登録されてしまったのか、頻繁に訪問販売が来て、精神的にかなりまいった。家でくつろいでいると、布団の販売、電話機、FAXの販売、浄水器の販売など、いろいろな訪問販売が来て、部屋にいても心が休まらなかった。出窓から部屋の灯りが漏れて、外から家にいるのがバレバレだったので居留守も使えなかった。特に何かを無理やり買わされたという被害はなかったが、けっこう怖い思いや嫌な思いをたくさんした。新聞の勧誘にもずいぶん悩まされた。新卒で入社した会社も辛く、この頃は本当に辛かったなぁ。というわけで住み心地は悪く、2年経たずに引っ越しすることになった。余談だがこの頃は、エレファントカシマシの「good-bye-mama」をよく聴いていたな。

【ひとり暮らし5年目～】(24歳～31歳・6年10ヶ月）

･賃貸マンション
･某駅徒歩3分　
･マンション　7階建ての7階
･築25年位
･2K（DK3帖、洋室4.5帖、和室6畳）
･住み心地：90点

前回のアパートがよくなかったので、この時は慎重に部屋探しをした。この頃は無職だったのでゆっくり部屋探しができた(笑)　ひとり暮らしを始めて5年くらい経っていたので、知識もついたし、自分がどのような部屋に住みたいかというのがわかってきた。とにかく私は静かな部屋に住みたかった。そして、訪問販売が嫌なので、居留守を使える部屋、外から部屋の電気がついていることがわからない部屋がいいなと思った。窓のない部屋に住みたいと思ったくらいだ。その気持ちは今でも変わらない。理想としては、2LDKぐらいで、玄関とベランダの間に、窓のない部屋が一部屋あるような間取りがベストだ。

たくさんの不動産屋を訪ねてやっとここに住みたいと思う部屋に出会うことができた。分譲マンションの賃貸で、最上階で静かで、駅から近く買物も便利で住心地は抜群によかった。不満は洗濯機置場がベランダだったこと。これで洗濯機置場が室内だったら最高だったな。駅近くのマンションだったので水商売の人が住んでいるのか、夜うるさい時もあったが、それでも住み心地はよくお気に入りの部屋だった。7年近く住んでいたのがなによりの証拠。今思うと、たとえ賃貸でも、ずっとこの部屋にいればよかったなと思う。ただ、築年数が古く、畳はボロボロで、水回りもガタがきていたので、あのまま住むのは限界だったかもしれない。

（つづく）