これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

出来事と解釈

 

私が出会った衝撃的な言葉

数年前、メンタルが不調になって、このままではまずいと思い、
いろいろな本やブログを読んだ。その中で次の言葉に出会った。

「この世の中に真実などない。あるのは主観的な解釈だけだ。」
「人は、自ら意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる。」
「目の前の現実は、外側からやってくるのではなく、自分の内側から創られている。」

これらの言葉は当時の私にとって衝撃的だった。
人は、それぞれの主観的な解釈を通じて、現実を認識する。
ネガティブな解釈をして不幸になってしまう場合もあるし、逆に、
ポジティブな解釈して、幸せになることもできる。

例えば、会社で朝挨拶をして、返事が返ってこなかった時、
普通の人は、「聞こえなかったのかな」と解釈し、特に落ち込まない。
でも、ネガティブな人は、「挨拶したのに無視された。私は嫌われている。」と
解釈して落ち込んでしまう。
そして、「私も明日からは挨拶しない」と自分の思い込みでどんどん状況を悪くしてしまう。

「幸せ」とは・・・

出来事は変えられないが、解釈は自分で選ぶことができる。
それならば、自分が幸せでいられる解釈を選んだ方がいい。

「幸せ」とは、自分が幸せでいられる「解釈」を選択することだということに
40歳を過ぎてようやく気がついた。
幸せになるか、不幸になるか、自分で選択できるということだ。

ただ、この自分が幸せでいられる「解釈」を選択する、というのがなかなか難しい。
何十年もの長い期間、ネガティブに解釈してしまう癖がついてしまっているので、
それをいきなりポジティブな解釈に変えることはなかなか難しい。

まずはネガティブに解釈してしまっている自分に気づくこと

まずは、ネガティブな解釈をしてしまっている自分に気づくことだ。
私は、ちょっとでも相手の反応が悪いと、「○○さんに嫌われた」と落ち込んでしまうのだが、その時に、「ああ、今の自分はネガティブな解釈をしてしまっているな。自分で自分を苦しめてしまっているな。」と認識することが大切だ。
そして「後で考えよう」と思考をストップさせることができればなおいい。

ネガティブをポジティブな思考に逆回転させることは無理でも、
自分がネガティブな解釈をしてしまっていることに気づくことができれば、
そこで思考をストップさせることはできる。

対人恐怖でもあがり症でもそうなのだが、出来事そのものよりも、
その出来事をネガティブに解釈してしまい、自分で自分に二の矢、三の矢を放ってしまうことが多い。
まずはそれに気づくことだ。自分で自分を苦しめていることに気づくこと。
そして、できればそれをやめることだ。 

解釈で現実は変わる

人の解釈(思い込み)って怖いなと思う。
お金がたくさんあって、恋人や友人がいても、その人が「私はなんて不幸なんだ」と思っていれば不幸だし、
お金がなくて、恋人や友人がいなくていつも一人で孤独でも「私は最高に幸せだ」と思っていればその人は幸せだ。
そう考えると、自分の解釈で現実を変えることができる。
それができれば怖いものなんてなくなる。

まあ、なかなか難しいが、少しずつでも思考を変えられるように、自分が幸せでいられる「解釈」を選択できるように意識していきたいと思う。