これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

音に弱い私

私の悩み。それは音に弱いことだ。

私は子供の頃から、「繊細」とか「気にしすぎる」とかよく言われてきた。若い頃は、それでもなんとか社会人生活を送ることができていたが、30代半ばぐらいから、どんどん症状が酷くなり、日常生活も辛いと感じることが増えてきた。

本を読んだり、ネットで調べたりしていたら、「HSP」という言葉に出会った。まさに自分はこれだなと思った。HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことをいうらしい。

同じHSPでも、人によっていろいろな症状があるらしいが、私は特に音に弱い。もの凄く音に敏感だ。ちょっとした音でも心臓がドキッとし、体がビクッとなってしまう。辛いのは集中している時に、その音によって我に返って集中が切れてしまうことだ。将棋の羽生永世七冠が「集中するということは、少しずつ海に潜るようなものだ。」というようなことを言っていた。なるほどなと思った。集中しようと思って、すぐ集中できるわけではない。少しずつ海に潜るように集中力が増していく。私も羽生先生ほどではないが、集中している時は少し海に潜っている。だから音によって集中が切れてしまうと、再び集中するまでに時間がかかってしまう。それが辛いし、腹立たしい。

以下、私が気になってしまう音、嫌だなと思う音を列挙してみた。

・大きなくしゃみの音

職場で大きな音のくしゃみをする人がけっこういるのだが、うるさいなと思う。せっかく集中して仕事をしていても、そのくしゃみによって集中が切れてしまう。なんであんな大きな音でくしゃみをするのだろう?と思う。くしゃみをするなとは言わないが、少し周囲に気を配って欲しい。電車の中でも突然大きなくしゃみをする人がいて、びっくりすることがある。肩がビクッとなってしまう。それから隣の住民のくしゃみの音も大きい。ブログを集中して書いていても、そのくしゃみで集中が切れてしまう時が多々ある。

・足音

足音のうるさい人が苦手だ。特に通勤時に足音のうるさい人が近くにいると、ずっと駅まで一緒なので困ってしまう。自分でうるさいと思わないのかな?と不思議に思う。それから、マンションの共用廊下を夜遅く大きな足音を立てながら歩く人がいるが、もう少し周囲に気を配って欲しいと思う。同性でも異性でも、足音のうるさい人とは付き合いたくないなと思う。それは、自分がうるさいなと思うというのもあるのだが、そのような人と一緒にいると周囲に迷惑をかけていないか気が気でないからだ。でも、今まで付き合った女性の中で足音のうるさい人は一人もいなかった。私が好きになるような人は、わざわざ確認しなくても大丈夫みたいだ。逆にこの人はちょっと嫌だなと思う人は、足音のうるさい人が多かった。まあ、人間嫌いになるとその人の全てが気に入らなくなるから、単なる思い込みかもしれないけど。

・食べる時の音

これは多いと思うんだけど、くちゃくちゃ食べる人とか、食べる時の音がうるさい人が苦手。私が外食を苦手になったのも、そのような人と隣になりたくないからだ。そのような人と隣になってしまうと、食事中ずっとイライラしてしまい食事を楽しむどころではなくなってしまう。だから最近は外食はあまりしなくなってしまった。どうしてみんな早食いで大きな音を立てて食べるのだろう? もっとゆっくり、静かに食べればいいのにと思う。

・窓を閉める音

これは今までけっこう多かったんだけど、隣の人の窓を開ける音、窓を閉める音がうるさくて気になる。窓を開ける(閉める)度に、ドーンと音がする。もっと静かに閉めればいいのに。窓が壊れるよと思う。それから、カーテンを乱暴にシャーッと閉める音も嫌だなと思う。まあでもこれは私が神経質だから気になるのだと思う。普通の人はあまり気にならないのだろうな。

・電話の受話器を置く音

これは結構多いのだが、会話が終わった後、電話の受話器を力任せにガチャッと置く人がいる。これは凄く嫌だ。もっと静かにおけばいいのに。なんでそんな力を入れるのかなと思う。逆に受話器を静かに置く人は、それだけで、ああこの人はきっといい人なんだろうなと好感を持ってしまう。

・車のクラクション

車のクラクションの音も苦手だ。びっくりしてドキッとする。私は一応運転免許を持っているが、免許を取得してから一度も運転したことがないペーパードライバーだ。何故なら運転するのが怖いから。私のような小心者は運転しない方が自分にとっても周囲にとってもいいと思う。

・鳥が飛び立つ音

これは音というわけではないのだが、歩いていて近くの鳥が飛び立つとびっくりしてビクッとなってしまう。危害をくわえるつもりはないから、そんな急に飛び立たないでくれよと思う。

・トイレなどで自動で水が流れる音

最近は人がいない時に、自動で水が流れて洗浄するトイレが多いが、用を足している時に、隣の便器に水が流れるとけっこう大きな音なのでビックリして手元がくるってしまう(笑)

他にもいろいろあるけど、とにかく私は音に弱い。まるでちょっとした音にも反応してキョロキョロしてしまう小動物みたいだ。多分、自分の力が弱いから、その分早めに危険を察知しようとして、神経が過敏なんだな。眠りが浅くてすぐ目が覚めるし。こんな私だから住むところには凄く苦労する。周囲の音があまり気にならないおおらかな人が羨ましい。

でも、同じ大きな音でも、工事現場の音とか、赤ちゃんの泣き声とか、電車の音とかは平気だ。仕方がないと思う音は、腹も立たないし、そんなに過敏にならない。私が過敏になるのは、心の中で「そんなに大きな音を立てなくてもいいじゃないか。少し周囲に気を使ってくれよ。」と思っている時なんだろうな。だから耳の問題ではなく、やっぱり心の問題なんだろうな。脳の問題というべきか。自分軸をしっかり持って、自分のやりたいことを夢中でやっていれば、周囲の音も気にならなくなるかもしれない。結局、行きつく先は人生好きなことをやりましょうということだ。そんな未来を目指して行きたいと思う。

最後に書籍を紹介。HSP関連の書籍はけっこうあって私も何冊か読んだが、下記の本がいちばんわかりやすくてよかった。各章の始めに漫画があって読みやすい。特に第1章の最初の漫画が、これまさに自分のことだなと思い凄く共感できた。私にピッタリの本。好きな一冊です。