これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

永遠のパズル

最近、絶不調だ。10連休の影響か? それとも仕事が一息ついて気が抜けてしまったのだろうか? この数ヵ月は結構頑張ってきたと思う。良いことが習慣になってきていた。ところが最近は昔の自分に逆戻りだ。まあ、ずっと好調を維持できる人なんていないし、こういう時期もあると思えばいいだけの話なのかもしれないが・・・。ふんばりどころかな・・・?

5年位前にメンタルが不調になり、会社を辞めようと思った。もういいやと思った。その時はあと1年くらい勤めれば10年勤続となり、永年勤続で表彰され休暇と賞金がもらえるのでそれまではなんとかがんばろうと思った。そして、1年間なんとか踏ん張り永年勤続表彰を受けた。これでもういつ辞めてもいいと思った。

ところが、なかなか踏ん切りがつかない。毎日、「辞めたい、もう辞めてもいい」と思っているのに、気づいたら1ヵ月が過ぎ給与が振り込まれる。そうすると「もう少し続けられるんじゃないか」などと思ったりする。その繰り返しでもう4年くらい経ってしまった。

結果的に会社を続けられているのだからいいじゃないかと思うかもしれないが、ほとんど毎日「辞めたい、辞めてもいい、辞めなきゃ」と思いながら過ごしている。これは辛い。仮の人生で生活しているから未来に向けての行動ができない。新しいスーツが欲しいと思っても、「いや、もうすぐ辞めるのだから買うのはやめておこう」と思い買えない。靴もコートも買ってない。でも、結果は辞めずに続けている。買えばよかったじゃないかって話。

そんなに辞めたい辞めたい言っているのなら辞めればいいじゃないか、辞める辞める詐欺じゃないか、自分でも本当にそう思ってあきれる。だけど、踏ん切りがつかない。あるドラマで「男はね、そんなに簡単に仕事なんて辞めれるものじゃないよ」というセリフがあったのだが、本当にそうだなと思った。一度上司に「辞めたい」ということを告げたことがある。自分としてはかなりの決断をして言ったつもりだった。上司は引き留めてくれた。私は「いや、辞めます」と言い切ることができなかった。どこかホッとしたような気持になった。本心は辞めることに対して未練があったのかもしれない。「辞めたい、辞めてもいい、辞めなきゃ」そう日々思いながら、心の奥底では「辞めたくない」と思っているのだろうか? 「会社を辞めました」という人のブログを読めば、「ああ、自分も早く辞めよう」と思う。でも、「辛いけど頑張って会社を続けてます」という人のブログを読めば、「自分も頑張らなくては」と思う。自分の本心がわからない。自分の本心を理解することは、他人の本心を理解することと同じくらい難しいのかもしれない。

こんな精神の状態なので、いくら仕事はきちんとしている(つもり)といってもきっと周囲には迷惑をかけている。そしてそれが辛い。もういい加減に腹を決めなきゃなと思う。先程自分の本心がわからないと書いたが、自分の本心というのは考えるのではなく決めるものなのかもしれない。

 

橘いずみが好きだ。彼女のシングルで「永遠のパズル」という曲がある。この曲は歌詞が特に好き。本当に永遠のテーマという歌詞で、歌詞の中に「永年のパズル」という単語は出てこないのだが、タイトルが「永遠のパズル」というのはこれしかないというくらいピッタリのタイトルだなと聴く度に思う。久しぶりに聴いたが、最初のフレーズがズシンと心にきた。過去を懐かしむ感じじゃなくて、私にとってこの曲はまだリアルタイムの曲なんだなと思った。私は若い頃、このような曲をたくさん聴いていたな。そして、そんな自分が好きだった。世の中のことを何も知らなくて、考え方も甘かったけど、私は今の自分よりあの頃の自分の方が好きだ。でも今の自分は、今の自分でしょうがないじゃないかとも思う。永遠のパズルを聴いて、心が騒いでいる今の自分も捨てたもんじゃない。まあ、幸運なのはまだこの先の未来があるということだ。自分の自由に歩んでいける未来が。