第32期竜王戦決勝トーナメント ベスト４揃う
第32期竜王戦決勝トーナメント、ベスト４が揃った。注目の藤井聡太七段は豊島名人に敗れ、今期も挑戦者にはなれず。やはり豊島名人の壁は厚かったか・・・。まあ、でも、３年連続ランキング戦優勝は本当に凄いと思うし、毎年一つずつ上位に食い込んで日々強くなっているという感じだ。どこかの時点で爆発してタイトルをいくつも取るんだろうな。
屋敷九段の持つタイトル獲得最年少記録（１８年６カ月）を更新するか注目されているが、微妙なところかな。今思うと屋敷九段の記録って本当凄いなと思う。しかも、屋敷九段って奨励会入会も中学2年生の頃で、少し遅いんだよね。それで最年少でタイトルを取るなんてとんでもないことだと思う。当時は、羽生さん、森内さん、佐藤さん、先崎さん、屋敷さんらが当たり前のように勝ちまくっていて、当時中学生だった私はそれを当たり前のように思って見ていたが、今考えるととんでもない出来事だったんだな。歳をとった今、河口俊彦先生の「対局日誌」を読むと中年目線で読めて共感できる部分が多く面白い。
勝利した豊島名人は立派。さすが名人って感じだな。結局、竜王戦ベスト４は、予選のランキング通り、1組優勝者、2位、3位、4位の4名が残るという少しおもしろい結果となった。誰が挑戦者になってもおかしくないが、個人的には40代で健闘している木村九段に注目だな。
第2回AbemaTVトーナメントは藤井聡太七段の連続優勝となった。決勝戦の糸谷八段戦はスリリングな将棋でとてもおもしろかった。解説が羽生九段だったし。AbemaTVトーナメントのフィッシャールール(持ち時間5分切れ負け/1手ごとに5秒追加)はおもしろいな。一度あのルールで対局してみたい。将棋ソフトにフィッシャールールが盛り込まれないかな。
