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「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

私の将棋歴(5) 布盤と詰将棋ハンカチと新対局日誌

私の将棋歴()からの続きです。

 

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将棋に夢中だった中学生時代だが、家族の反応はこうだった。父は無反応。私に興味がなかったのか、それとも何か思うことはあったけど、あえて何も言わなかったのか、それはいまだによくわからない。なんとなく前者のような気がするが・・・。一方、母は私が将棋をやることにあまりいい顔はしなかった。母は将棋のルールも知らなかったし、やはり勉強をして成績を少しでもあげてほしかったみたいだ。よく「将棋もいいけど、勉強もしなさい」と言われた。今は藤井聡太七段の影響で、将棋のイメージは相当よくなったと思う。今だったら母は、「将棋をやりなさい」と言うかもしれない。今の子供が羨ましい・・・。

部屋で将棋をしていると駒音で母にバレるので、私は将棋連盟の通販で布盤を買った。布盤なら駒音がしないので夜遅くでも家族に気兼ねなく棋譜並べやひとり将棋ができた。将棋連盟の通販では、その他に扇子や詰将棋ハンカチ、棋譜ノート、図面を作成するゴム印等を購入した。布盤と詰将棋ハンカチは今でも持っている。久しぶりに布盤でひとり将棋でもやろうかな。

この頃、毎日のようにプロ棋士になりたいなぁと思っていた。ただ、私の棋力は中学1年で5級だったので、とても無理ということはわかっていた。将棋会館の道場で3級に昇級した時に、「これが奨励会の3級だったらいいのに・・・」と思ったりした。

中学生時代は将棋に夢中だった私だが、高校生になると新しく部活を始めたこともあり、将棋以外のことでいろいろ忙しくなった。そして将棋からは少し離れてしまった。NHK杯将棋トーナメントは見ていたし、タイトル戦の結果等は気にしていたが、以前の自分に比べたら熱はかなり冷めてしまった。再び将棋に夢中になるのは、20代後半の頃だ。だから10年間ぐらい将棋から離れていた期間があった。

将棋から離れていた私だが、20代後半になり、再び将棋に夢中になるようになった。きっかけはある将棋の書籍だった。ある日私は本屋でブラブラしていたのだが、河口俊彦先生の「新対局日誌」の単行本を見かけた。新対局日誌は将棋雑誌に掲載されていて、毎月楽しく読んでいた。過去に掲載されていたものが単行本になったようだった。私は少し立ち読みをして、これは家でじっくり読む本だなと思い第一集を購入した。単行本は第八集まで出ていた。対局日誌は非常におもしろく読みだしたら止まらず、私はすぐ第一集を読み終えてしまった。そして、今度は第二集と第三集の2冊を購入した。それもしばらくして読み終えてしまい、今度は第四集から第六集までの3冊を購入した。こんな感じであっという間に八冊全部購入して読み終えてしまった。

私は将棋の戦法が書かれている書籍はそんなに読まないのだが、棋士のエッセイや棋界のことが書かれている書籍が好きでこの時期たくさんの本を買い漁った。将棋関係のいろいろな本を読んでいるうちに、冷めていた将棋熱が復活してきた。それから今日に至るまで将棋は数少ない私の趣味だ。おそらくこの先もずっとそうだと思う。

今は、毎週NHK杯将棋トーナメントを欠かさず見て、ネット中継を見たり、PCソフトと対局したりして将棋を楽しんでいる。ネットのおかげで将棋の映像を見れる機会が増え本当にありがたいなと思う。振り返ってみると、今もそうだが将棋のおかげで人生の楽しいことが増えたと思う。将棋がなかったら退屈な人生だったと思う。ただ、将棋の楽しさはやはり人と対局することだと思う。私は19歳ぐらいの頃に将棋道場に行ったのが最後で、それ以降人と盤を挟んで対局をしていないので、今後そのような機会があったらいいなと思う。出不精な私だが、そのうちイベント等にも参加したいなと思っている。

(一応終わり)