これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

瞬間のリアクションが苦手

瞬間のリアクションが苦手だ。

例えば会社の会議などで突然「君はどう思う?」などと聞かれると、そのことに関しての考えがあったとしても、どう言ったらいいのか迷ってしまい「うーん」と唸ってしまう。答えないわけにはいかないので仕方なく答えるのだが、必ずといっていいほど後になって後悔する。自分が発言したことが恥ずかしくなり、余計な発言をしないで黙っていればよかったと激しく後悔することが多い。そして悪循環というか、後悔したくないから発言する時はますます慎重になってしまい、ますます答えられなくなってしまう。

以前、新年の朝礼の時に、上司が突然「じゃあ、端から一人ずつ新年の抱負を言ってもらおうかな」と言った時があった。私は運悪くトップバッターで、「えーと、うーーん・・・」と唸ってしまいうまく答えることができなかった。私以外の人は全員それらしいことをきちんと発言して新年早々激しく落ち込んだ時があった。ホントにあの時は大恥かいたなぁ(笑)

仕事に限らず日常のコミュニケーションでもそうだ。とにかく瞬間のリアクションが苦手。突然話をふられて当たり障りのない発言をすることができない。「うーん」となってしまい場をしらけさせてしまい、落ち込むことが多い。特に今の世の中、テレビの芸能人もそうだが我々一般人も瞬間のリアクションを求められることが多いような気がする。
人に何か質問されて、10秒ぐらいその答えを考えていたら、相手の人が痺れを切らして別の話題を振ってくる、なんてことがよくある。そしてその痺れを切らす時間が年々短くなっているような気がする。瞬間的に答えないとダメ、みたいな感じになっていて、瞬間のリアクションが苦手な私にとっては他人とコミュニケーションしづらい世の中になっている。気にしないでマイペースでいればいいのかもしれないが。

エレファントカシマシの宮本浩次さんがテレビに出た時に、質問されて「うーん」と考え込むことがよくある。周囲の人は笑っているが、私にはうーんと考え込むあの気持ちがよくわかる。個人的にはああいうところが好きだったりする。それから、歌手の吉澤嘉代子さんが、なにかのインタビューで、「子供の頃から瞬間のリアクションが苦手だった。だから歌詞を書いて、歌詞で自分の思っていることを伝えるのが楽しみになった。」と答えていた。なるほどと思い、なんだか非常に勇気づけられ嬉しかった。

結論としては、まあ、あまり気にすることはないのかなと思う。芸能人だったらともかく、無理にうまくリアクションしようなどと考える必要はまったくない。逆に自分と同じように、じっくり考えて話すような人と出会って仲良くなりたいなと思う。それから芸能人もあまりうまくトークできない人に私は好感が持てる。そのようなファンもいるので、もし自分はテレビでうまく話せないなぁと落ち込んでいる芸能人がいたら落ち込まないでほしいなと思う。そこがあなたのいいところです。と自分にも言いたい。