これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

いろいろな訪問販売に苦しんできた

昼間、玄関のチャイムが鳴った。居留守を使おうと思ったが、思わず出てしまった。工事業者の人で、近くで工事をするのでそのご連絡とのことだった。ただ、なんとなく様子がおかしかった。名刺をくれるわけでもないし、会社名も名乗ってくれなかった。まあ、何事もなく帰ってくれたのでよかったのだが、どんな住人が住んでいるかの空き巣の下見とかだったら嫌だなぁと思った。私の考えすぎかもしれないが、今のご時世、何のアポイントもなく突然訪問してくるというのは非常識だと思う。また来たら嫌だなぁと思った。こんな不安な気持ちになるのなら居留守を使えばよかったと思った。もちろん、私の考えすぎで、本当にただの工事の連絡だったのかもしれないが。

訪問販売には、若い頃、いろいろ泣かされた。ひとり暮らしを始めた10代から20代前半ぐらいまでは、キッパリ断ることができずかなり嫌な思いをした。一番ひどかったのは、布団の訪問販売だ。最初は、「布団のクリーニングをしている、申し込まなくていいからちょっと布団を見せてくれ」と言われた。今思えば、忙しいと言って断ればいいのに、人のいい私はわざわざ布団を見せてしまった。すると、その人は、これは・・・布団がダメになってますね。こんな布団で寝ていたら病気になりますよ。うちの布団は1万円なので購入しませんか?」と言ってきた。しまったと思い、けっこうですと断ったのだが、すると態度が豹変し、「こんなに時間をかけさせて、冷やかしだったのか」とか「手ぶらで帰るわけにはいかない」などと散々脅された。しかも、よくよく話を聞くと、1万円ではなく1万円の100回払いとのこと。つまり100万円だ。冗談じゃない。絶対に契約するわけにはいかないと思い必死に断った。2時間ぐらい帰ってもらえなくて、本当にきつかった。今思えばさっさと警察を呼べばよかったし、もっと言いたいことをいえばよかった。当時の私は、「すいません、すいません、買えません」と何度も謝った。すると「本当に悪いと思っているのなら、契約してほしい」と言われたりした。本当に悔しいな。なんで謝ったりしたのだろう。今も私は気が弱いが、今だったらもう少し強気に対応できたと思う。

それからというものの、業者のカモリストに載ってしまったのか、たくさんの訪問販売が来るようになった。電話とFAXの訪問販売、浄水器の訪問販売、そしてやはり布団の訪問販売が何度も来た。なんとか断ってきたけど、捨て台詞を言われたり、契約するまで毎日来るとか脅されたり、嫌な思いをたくさんした。そして、しつこかったのが、新聞。新聞は本当に嫌だったな。営業マンが3人来て、怖くて契約しちゃったことも何度かあった。本当に嫌な思いをたくさんした。

ケーブルテレビの電波の調査とかで、実際は調査しているフリだけで調査などせず、契約の営業をされたことがあったな。マンションの掲示板に、ケーブルテレビの調査が入りますという張り紙がしてあったから対応したけど、あれって今思うとマンションの管理組合自体が騙されていたんだな。もちろん契約はキッパリ断ったけど。

たくさん嫌な思いをしたので、20代後半からは居留守を使ったり、もしくはキッパリ断るようにした。この人も何件もまわって大変なんだろうな、と思うこともあったが、そういうところをつけこまれて嫌な思いを何度もしたので心を鬼にして対応するようにした。昔は居留守を使うのは相手に失礼なことだと思っていたが、今は、居留守を使うのは意思表示だと思っている。居留守がバレてもいい。むしろバレた方がいい。今までたくさん嫌な思いをしてきたのだから、そのくらいはしていいと思っている。