これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

人から嫌われるメリット

私は人の反応を過剰に気にしてしまい、自分の意見が言えなかったり、相手の言いなりになってしまい都合よく扱われたりすることが多かった。それがストレスになり、体調を崩したりして、「なんでこんなことで苦しまなきゃいけないんだ」とやり場のない怒りを感じて苦しむことが多かった。

数年前に、「嫌われる勇気」を読み、アドラー心理学の「課題の分離」を少し理解し、
「相手が自分のことをどう思うかは相手が決めること」「別に嫌われてもいいや」と思い、少しずつだが自分の言いたいことを言えるようになってきた。

私は経理の仕事をしている。会社によるのかもしれないが、経理の仕事をしていると
無理なお願いをされることが多い。会社のルールだとお金を出せないのだが、「今回だけ、内緒で頼むよ」などとお願いされたりすることが多々ある。もちろん最終的には断るのだが、断るまでどういう風に断るかいろいろ悩んだり、断った後、捨て台詞を言われて落ち込んだりすることが多かった。

でも、最近はけっこうキッパリ断ることができるようになった。断ることで、関係が気まずくなった人もいる。でもそれはかえってよかったと思う。人から嫌われることで、人が寄ってこなくなるからだ。以前の自分は、八方美人で誰にでもいい顔をしていたので、人がたくさん寄ってきて無理なお願いをされることが多かった。でも、別にそれは好かれていたわけじゃないんだな。単に都合よく扱われていただけ。「人の顔色を伺い自分の意見を言わないコレノビ君」が、周囲から都合よく扱われていただけ。自分の意見を言うようにして、時にはキッパリ断るようにしたら、そのような人間は寄ってこなくなった。いろいろ陰口は言われているみたいだが、まあ、それはしょうがないと思うし、気にしないようにしたいと思う。

昔の自分に言いたいことがある。「お前は、無理なお願いをしてきて自分を困らせる人に好かれたいの?」と。そのような人達からは嫌われた方がいい。嫌われればそのような人達は寄ってこなくなって楽になるから。自分を偽って、「その偽った自分」を好きになられても困る。そんな人間関係は続かないし、結局どこかのタイミングで「そんな人とは思わなかった」などと言われて終わってしまう。思えば、過去の恋愛は「偽った自分」を好きになられて始まったものが多かったかな。40代半ばになって、ようやく人付き合いの根本的な基本がわかってきたような気がする。

自分を困らせる人達に好かれたいの? そうじゃないでしょ。そんな人達からは嫌われた方がいい。私は基本的に八方美人なのか、他人にどう思われるかを気にしてしまうが、そんな時は「人から嫌われるメリット」を思い出したいと思う。