これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

「くじけちゃいかんよ」

最近、いろいろと辛いことがありもの凄く気持ちが落ち込んでいた。「年内で会社辞めさせて下さい」と思わず言ってしまいそうなほどだった。会社辞めて後は死ぬまで部屋に引きこもって過ごそうと真面目に考えていた。
私は外見に迫力がなくて、絶対に言い返してこなそうだから、みんな他の人には絶対に言わないような言葉でも、私には平気で言ってくる。それは、私が私自身を粗末に扱っているからなのかもしれない。
もう人と深く関わるのはやめよう、でもそういう風に考えてしまうからずっと一人なのかな?とか、いろいろ考えて結局自分はいつも惨めだな、もう30年以上変わってないな、がんばっているのになんでだろうといろいろなことを思い落ち込んでいた。

そんな時、某支店の先輩社員から電話がかかってきた。おそらく何らかの噂話を聞いて電話をかけてきてくれたのだと思う。「どう? 元気?」と声を掛けてきてくれて、いろいろ励ましてくれた。「俺はコレノビ君がいつもがんばってるのわかってるよ。理不尽な思いをしていろいろ辛い思いをしてるのも知ってる。でも、くじけちゃいかんよ。」とその先輩社員は言ってくれた。嬉しかった。ずっとだるくて重かった体が一気に軽くなったような感覚がした。言葉が心の奥にまで響いているような感じ。涙が出てくるのを必死にこらえた。
辛いことがたくさんあってもうダメだと思っていても、たった一言の言葉で救われた気持ちになる。またがんばろうという力が出てくる。不思議なものだ。栄養ドリンクよりも、一言の言葉の方がパワーになる。人とのつながり、人の励ましって、やっぱり人間にとってとんでもない力になる。その後は仕事中涙をこらえるのが大変だった。油断すると涙が出てきてしまうので困った。

しかもその後、他の支店の後輩社員からメールが届いた。「今年は本当にお世話になりました。」という丁寧な年末の挨拶だった。このメールも嬉しかった。
自分はけっこう恵まれている。確かに、酷いことをされたり、酷いことを言われたりすることはあるが、反対に優しい言葉をかけてくれて、自分を応援してくれる人もいる。自分のことを理解してくれている人がいる。やっぱり、突然突発的に失踪するように会社を辞めるのはやめようと思った。

嫌な人もいるけど、いい人もいる。嫌な人のことはなるべく考えないで、なるべくいい人のことを考えようと思う。「くじけちゃいかんよ」と言ってくれた先輩社員は、きっと過去に何度もくじけそうなことを乗り越えてきたのだろう。私も、自分の部下や後輩に、このような言葉をかけることのできる人間になりたい。

結局いつも惨めかもしれないけど、結局いつも救われている。まあ、そんなものかもしれないな、人生は。毎日、楽しく、平穏に・・・なんていうのは無理なのかもしれない。とにかく、ありがとう。