これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

数年前、会社で永年勤続表彰を受けた時に書いた日記

先日、会社で永年勤続表彰(勤続10年)を受けた。みんなの前で表彰されたのだが、正直、あまり嬉しくなかった。

私は20代の頃、何回も転職している。今思うと、わがままで我慢が足りなかったのだと思う。転職ばかりしていると、有給休暇も使えないし、賞与ももらえない。もちろん退職金も出ない。あの頃は、長く勤めている人が羨ましくてしょうがなかった。長く勤めているといろいろ得なことが多い。私も今度就職することができたら、絶対に10年以上続けようと思っていた。

あれから10年以上経って、永年勤続表彰を受けることができた。20代の頃の目標を達成することができた。よくがんばったと思う。本当にたくさんの理不尽なことを我慢した。・・・我慢しすぎた。

よくがんばったとは思うが、今の自分が好きかと言われれば、正直好きじゃない。むしろ、仕事が続かなかった20代の頃の自分の方が好きだ。我慢しすぎたんだな、きっと。
もちろん、生活するためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには我慢は必要だが、失ったものが大きかった。正直、これでよかったのかな、という思いで一杯だ。

この10年間は、ただ会社を続けてきただけの10年間だった。もっとわがままに生きてくればよかった。例えそれで会社を続けることができなかったとしても・・・。いや、会社を続けるにしても、もっといい加減でよかったんだよ。私は真面目すぎた。いい加減でロクに仕事もしないで、それでも会社を辞めないで威張っている人がたくさんいるというのに。

20代の頃の自分が今の自分を見たら、10年以上同じ会社に勤めていて、マンションにも住んでいて、羨ましいと思うだろう。実際、たまに羨ましいと言われることがある。だけど、今の自分は全然嬉しくない。
目標を達成したのに嬉しくないということは、目標設定が間違っていたということだな。自分の価値観ではなく、周囲の価値観を鵜呑みにして「会社は長く勤めなくてはいけない」「今度就職したら絶対に辞めない」という目標設定をしてしまった。自分の価値観じゃないのだから辛くて当たり前だ。だから、自分を肯定してくれる人を必死に求めていたのかもしれない。何が辛いって、自分で自分を肯定できないのが一番辛い。