これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

人が真剣に話してるのに、ヘラヘラしている人から教わったこと

最近似たような夢をよく見る。
人に怒っている夢だ。

夢の中の私は、誰かに怒鳴ろうとしている。
「ふざけるんじゃない!」「いい加減にしろ!」と。
ところが声が出ない。
何度も何度も怒鳴ろうとするが声が出ない。

おそらく、夢の中でトイレに行って用を足そうとしても出ないのと同じで、
眠っている状態で怒鳴ろうとしているのだと思う。

そして、目が覚める。
目が覚めた時、拳を強く握っている。
そんな感じだから、眠りがもの凄く浅い。
休日はけっこうな時間昼寝をしてしまうが、いくら寝てもスッキリしない。


会社で、30代の男性社員(以下Aさん)がいる。
Aさんは、明るくて気さくな性格でみんなから人気がある。
上の人相手でも物怖じしないので、社長や役員からも「おもしろい奴だ」と人気がある。

そんなAさんだが、私は正直苦手だ。
仕事がいい加減で、無責任なところがあるからだ。
そして、私はAさんよりかなり年上で先輩になるのだが、
「あ~~、それね」「あ~~、ハイ、ハイ(笑)」と言ったような口の利き方が嫌だなと思った。
まあ、普段そんなに仕事で絡むことがないので、別にいいやと思っていたが。

ところが先日、Aさんと仕事で絡むことがあった。
Aさんが無責任な言動をしたので、私は腹が立った。
ひとまずその場は、何も言わず終わったのだが、私はこれはいくらなんでもひどすぎる、
一言注意しておくべきだろうか、と迷った。

Aさんは私の部下じゃないし、最近は注意すると注意した側が悪者になる傾向にある。
つまり注意して得になることはない。我関せずが一番だ。
そう思って迷ったのだが、私はAさんに一言注意することにした。

「今回はいいけど、今後はこういう風にしてもらえますか」
という感じで言葉を選びながら、注意というか軽くお願いをした。
こちらの思いが少しでも伝わってくれればいいな、と思いながら言った。

ところが、Aさんは
「あ~~、はいはい」「はいはいはい」「そうなんでしょうね~~(笑)」
とヘラヘラしながら言った。

「人が真剣に話してるのに、その態度は何だ!!」
と怒ろうとしたが、私は言葉を飲み込んだ。
言っても無駄だし、怒るだけこっちが損だと思ったからだ。

さらに、Aさんは、「僕がいるうちは気をつけます」と言った。
私が「会社辞めるの?」と聞くと、
「いえいえ、でも、ある日突然いきなり辞めるかもしれないですけど(笑)」
と笑いながら言った。

私は、辞める気もないくせに、辞めるようなことを匂わせる言葉を言って、
仕事から逃げる人間が大嫌いだ。
けっこう多くの人が、「私はいつまでいるかわからないんで・・・」などと
言って仕事から逃げる。そしてそういう人に限っていつまで経っても辞めない。

私は正直がっかりした。
迷って、言葉を考えてAさんに言ったのだが、こちらの気持ちは全然通じず
不愉快になっただけだった。

Aさんのように、何事もヘラヘラしてやり過ごすのが、賢い生き方なのだろう。
私は真面目すぎるのだろうか?
Aさんのような人が居心地のいい会社なら、私の居場所はここにはないなと思った。


立ち止まって、悩んでいても、誰も助けてはくれない。
誰かがかわいそうな自分に気づいてくれるのを待っていても、誰も気づいてはくれない。
誰かが自分の気持ちをわかってくれるのを期待していても、誰もわかってはくれない。

だけど、「誰もわかってくれない」のはいいことだ。
何故なら、それを知ることで、ようやく「自分が行動するしかないんだ」ということに気づけるから。
自分が、自分のやりたいことを、自分で決めて、行動する。
それしかないということにようやく気づくことができた。

よし!
「誰もわかってくれない」のは、当たり前のことだし、いいことだ。
他人に期待して、イライラするのはやめて、自分のやりたいことを考えよう。そして、やろう。

甲本ヒロトがザ・ブルーハーツ時代に、ライブで言った言葉が好きだ。
「どんどん、どんどん、続けてやってみよう!」