私が思う電車の中での傘のマナー

朝、電車に乗って立っていたら、足に何かがぶつかる感触があった。瞬間的にぶつかっているだけだろうと思い我慢していたら、3回も4回もぶつかってくる。なんだろうと思って足元を見たら、隣に立っている人の傘だった。隣に立っている人は、傘をぶら下げて持って、スマホをしている様子。

今までに何度も電車の中で濡れている傘をぶつけられたことがある。スマホを電車の中で見るのを優先して、傘をしっかり持たない人が多い。個人的に傘はしっかり地面につけて持つべきだと思う。ぶら下げて持っていると、本人は大丈夫だと思っていても周囲の人は迷惑する。手首にぶら下げて持っている人とか、ズボンのポケットにひっかけている人とかをけっこう見かけるが、そのような人の近くにはいたくないと思う。雨の日は座席に座れても、前に立っている人が非常識な人だと濡れている傘を何度も足にぶつけられて不愉快な思いをする恐れがある。私も何度か経験があるが、あれは本当に嫌なものだ。

私は周囲に迷惑をかけたくないしトラブルが怖いので、電車に乗る時は必ず折りたたみ傘を使っている。長傘は使わない。そして、電車に乗る時は傘ケースに入れてカバンの中にしまっている。そうすれば晴れている日と同じで傘を持つ必要がないので、電車の中でスマホをしたり本を読んだりすることができる。電車中でスマホを見たいんだったら、折りたたみ傘にすればいいのにと思う。長傘を電車の中に持ち込むのなら、その日だけはスマホはあきらめてくれと言いたくなる。

今まで、電車の中で濡れている傘をぶつけられて何度も嫌な思いをしてきた。今日も、何度もぶつけられ、困ったな、ついてないなと思っていたのだが、あまりに酷かったので、今日は勇気を出して「すいません、傘がちょっとぶつかるので・・・」と隣の人に言ってみた。

私は、足を踏まれても「すいません」と謝ってしまうくらい気弱な性格だ。そんないつも弱気な私がこんなことを言うなんて本当に珍しい。特に電車の中で、人にお願いしたのは40年以上生きてきておそらく初めての経験だ。

逆切れされてトラブルになったらどうしようと思ったが、幸いいい人で、「あっ、すいません」と言って、すぐきちんと傘を持ち直してくれた。いい人でよかった。私は瞬間的に、「あっ、いえ、すいません」と頭を下げた。たったこれだけのことで、心臓がドキドキ。背中に汗がにじんだ。まったくいい歳して小心者だな。でも、言えたからよかった。もっと周囲に気を配る人が増えたらいいのになと思う。雨の日は特に。

それにしても、傘は昔に比べたら、頑丈になったり軽量になったりと飛躍的に進化しているとは思うが、スマホや家電とかの進化みたいに「エッ、こんなことができるの？」という驚きはないな。例えば、電車の中では小さく丸めることができる傘とかが出てくればいいのに。なんて、無理か。

「雨」といって思い出す曲は、やっぱりASKAの「はじまりはいつも雨」。ひとりカラオケでよく歌う。でも、人前で歌ったことがないので、音程があっているかわからない(笑)　この曲がヒットした時、私は高校2年生。当時は彼女がいたが、部活の練習ばかりで全然遊ばなかった。もっと一緒にカラオケに行ったりして遊べばよかったな。まあ、部活の練習をがんばったのもよかったと思うし、いい思い出なんだけどね。