これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

♪大きな空につつまれて 小さな恋がめばえたよ♪

今週のお題「わたしの好きな歌」。

古い曲だが、東京少年の「Shy Shy Japanese」という曲が好きだ。この曲が発売されたのは1990年。私が中学3年生の時。当時、友人から東京少年のアルバムを借りて聴いた。 好きなタイプのバンドだなと思ったが、当時の私はジッタリンジンやゴーバンズの方が好きで、 正直そんなに大きくハマることはなかった。

ところが、それから約13年後の2003年、28歳の私は東京少年にハマることになる。当時の私は、同じ会社の他部署の24歳の派遣社員に恋をしていた。その子はあまり仕事ができない様子で、よく社員の人から叱られていた。でも、一生懸命仕事を覚えようとしている姿や 周囲の人があまり電話に出ようとしない中、率先して電話に出ている姿を見て、 私は彼女に恋をしてしまった。

仕事の関係で、一言二言話をすることはあるが、それ以上の接点はなし。私は、彼女とゆっくり話をしてみたい、食事に誘いたいと思った。 でも、そんなことをして周囲の社員にバレたらまずいと思い、なかなか勇気を出せないでいた。そんな時に、そういえばこんな曲があったなと「Shy Shy Japanese」を思い出して、聴きたくなった。聴いてみたら歌詞が自分の心情にピッタリ。私は毎日「Shy Shy Japanese」を聴きながら、今日は彼女と話ができたとか今日は帰りのエレベーターが一緒だったとか 今日は一言も話せなかったとか一喜一憂していた。

彼女を食事に誘いたい、そう思いながら声を掛けることすらできない、そんな日々がしばらく続いた。そんな私の背中を押してくれたのは「Shy Shy Japanese」だ。「チャンスタイムはそこら中」「もうそろそろ本気出せよ」「待ってるんだから行きなよ」これらの歌詞に背中を押され、私はついに彼女を食事に誘った。彼女はOKしてくれた。あの時は本当に嬉しかった。ついに私にも運がまわってきたかと思った。

そして迎えた食事の当日。 女性慣れしていない私は緊張していたせいもあって、彼女とうまく話すことができず 彼女との食事はあまり盛り上がらずに終わってしまった。 もうダメかなと思いつつも、後日もう一度勇気を出して、再び彼女を食事に誘った。でも返事はNO。 あの時は本当にがっかりした。会社のトイレで彼女からのNOの返事のメールを読んだのをよく覚えている。28歳の恋はここで終わった。

結果は残念だったが、勇気を出して食事に誘った自分はよくがんばったと思うし、 最初にOKしてくれた時は本当に嬉しかったし、今となってはいい思い出かな。 最初の食事の時、もう少しうまくやれればよかったんだけどね。まあ、それはしょうがないか。

「Shy Shy Japanese」を聴くと当時のことを思い出す。今は恋をしていないけれど、今でもたまに聴きたくなる大好きな曲だ。