これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

なんとかなるだろうが一番強い

今月から職場の組織体制が変わり、席が少し変わった。私は一番端の席になった。以前の席は人に囲まれていて息苦しかったのだが、今の席は隣に人がいないので快適だ。トイレも近いし。ただ、私の席のすぐ近くにはキャビネットがある。そのキャビネットにはみんなが共通して使用する書類や備品が入っている。そのため、頻繁に人が来てキャビネットを開け閉めする。私は音に弱いので、キャビネットを乱暴に閉める音が苦手だ。

キャビネットを音が立たないように気を使ってそっと閉める人、勢いをつけて乱暴に閉める人、人それぞれだ。今の席になってから、この人はどのようにキャビネットを閉めるのかな?と気にするようになってしまった。この人は乱暴に閉める人だから一緒には暮らせないなとか、この人は凄く気を使ってそっと閉めてくれているな、きっといい人なんだろうなとか、人が来るたびにアレコレ考えてしまう。うーん、どうして私はこう周囲が気になってしまうのだろう。典型的なHSPだな。隣に人がいないのはいいけど、頻繁に人が出入りして、キャビネットの音がうるさい。世の中うまくいかないものだ。

結局、静かな席を求めるより、音に強い自分、うるさい席でも大丈夫な自分になってしまう方が楽で確実だ。そして、一度そのような自分になってしまえばこの先ずっと安心だ。例えば、苦手な人がいる環境から逃げて、これで一安心だと一時は思っても、本当の意味での安心はできない。いつまたどこで、苦手な人と関わるかわからないからだ。それだったら、どんな人とでも自分はなんとかやっていけると思える自分になってしまった方が楽で、本当の意味で安心できる。お金もそうだ。2,000万貯金があれば安心できるかというと、多分安心できない。それより、お金がなくてもなんとか自分は生きていけるだろうと思える自分になってしまった方が本当の意味で安心できるような気がする。

会社である社員が「うちの会社は福利厚生の制度があまりないので不安だ」「安心して働ける環境を提供してほしい」と言っていた。私はなにか引っかかって、あまり賛同できなかった。いろいろなものを求めても安心は得られないような気がする。それよりも、どんな状況になっても、自分はなんとかやっていけるだろうと思える自分になることだ。なんとかなるだろう、それが一番強い。それが一番安心。どんな時でもなんとかなるだろうと思える自分でいたい。そんな自分を目指したいと思う。