1,000円のランチを食べるようになってわかったこと

最近、会社の女性社員（以下Ａさん）と親しくなり、たまに一緒にランチに行くようになった。私は昼食はいつも一人で食べている。行くお店は、牛丼のチェーン店とか立ち食い蕎麦屋だ。Ａさんとランチに行く時は、お店はいつもＡさんが決めている。行くお店は、大体1,000円くらいするお店だ。最初は「昼食に1,000円もかけるなんてもったいない。いつもの倍だよ。」と思っていたのだが、何度か行くうちに考えが変わってきた。

1,000円のお店は、安いお店と比べてやっぱり美味しい。（安いお店でも美味しいお店はあるが）　そして、出されるものがしっかりしている。1,000円というと高く感じるが、大抵のお店はコーヒーがつくので、それを考えると高くない。というか、むしろ安いなと感じるお店が多い。下手に700円ぐらいのお店に行くくらいなら思い切って1,000円のお店に行った方がいいなとも思う。もちろん一概には言えないが。
それから接客もいい。そして、しっかりしたテーブル席で周囲も比較的静かで落ち着いて食べることができる。それに比べて安いチェーン店は、それなりに美味しいが、お店が混んでいるわりには人手不足で、注文したものがなかなか来なかったり、座席が狭く隣の人とひじがぶつかったりしながら食べなくてはいけなかったりして、イライラしてストレスがたまることがけっこうある。そして何より慌ただしい。ただお腹に詰め込むといった感じ。それだったら、1,000円払って、快適な環境で美味しい物を食べた方が全然お得だな、なんて最近は思っている。最初は、昼食に1,000円もかけるなんてもったいないと思っていたが、最近はひとりの時でも自ら好んで行ったりしている。
私は今までケチでお金を使わなすぎたなと思う。お金は使わないと意味がない。無理にお金を使う必要はもちろんないし、高い物が全部いい物とは限らないが、必要な時は使ってもいいと思う。特に食べ物に関しては使うべきかなと最近は思う。

それから、今回、Ａさんとランチをすることで自分の世界が広がった。Ａさんの話を聞いて今まで知らなかった世界を知ることができたり、愚痴を聞いてもらって励まされたり、やはり人と交流するというのはいいなと思った。今までずっと一人で行動していたので、なんだか凄く新鮮だ。Ａさんには本当に感謝している。Ａさんとの出会いが自分を変えるきっかけになればいいなと思っている。