これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

ヒステリー球(咽喉頭異常感症)

今から15年以上前の28歳ぐらいの頃、喉が詰まったような感じがして咳が止まらなくなったことがあった。市販の風邪薬を飲んでも全然効かないので病院に行った。病院で風邪薬や抗生物質を処方されて全部飲んだが効果なし。原因がわからず不安になった私は、内科、耳鼻咽喉科、呼吸器科等のたくさんの病院に行った。あの頃は、毎週週末になるとネットで病院を探して新しい病院に行っていた。たくさんの病院に行って、検査もいろいろしてもらったが、「すべて異常なし」で原因はわからず症状が改善することはなかった。効果のない風邪薬や抗生物質が増えていくだけ。かなりの数の病院に行き、市販薬もたくさん買ったのでかなりのお金を使った。結局、「精神的なものかもしれない」ということで心療内科に行った。心療内科に行って、安定剤を処方されたがそれでも症状が改善することはなかった。

明確に診断されたわけではないが、当時の私はネットでいろいろ調べて、これだと思った。ヒステリー球(咽喉頭異常感症)だ。ヒステリー球(咽喉頭異常感症)は、主にストレスやこころの葛藤によって喉(のど)から胸にかけての違和感・異物感・圧迫感などが生じる病気だ。内科等で検査しても異常が発見できず、風邪薬や抗生物質が効果ないのも頷ける。当時私は、「このまま治らなかったらどうしよう」とか「これは大変な病気なのでは・・・?」と思い、どんどん不安になっていった。そして、不安になればなるほど症状は酷くなっていった。おそらく精神的なものだったのだろう。

当時勤めていた会社を退職したり、かなり長い間、症状に苦しんだが、ある日嘘のように症状は消えた。原因は引っ越しだ。当時、引っ越しをしたのだが、引っ越しの手配や引っ越し後の住所変更の手続き等忙しい日々を送っていたら、気が紛れたのか気づいたら喉の違和感は消えていて咳も止まっていた。あの時は嬉しかったな。一生咳をする毎日だと思っていたので。意識を他のことに向けたのがよかったのだろう。

それから、ヒステリー球は私の持病?になってしまい、精神的にショックな出来事があったり、ストレスがたまると喉が詰まったような感じになり咳が止まらなくなることがあった。風邪の咳とは全然違うので自分でわかる。大体数年に1度ぐらいかな。吐き気もするので非常に辛いが、もう原因が精神的なものだとわかっているので28歳の時みたいに慌てることはない。不眠症と同じで、時間の経過と共に自律神経が安定するのを待つしかない。できれば、意識を他のことに向けるために、何かに没頭した方がいいので、できるだけ新しいことを始めるようにしている。

こんなことを書いたのは、実は最近、会社の噂話でショックな話を聞いて、ヒステリー球の症状が出てきてしまったのだ。最近、症状が出ることがなくヒステリー球のことも忘れかけていたのだが、久しぶりに症状が出てきてしまったのでとても辛い。特にこの時期、電車の中等で咳をすると凄い睨まれるので、咳が止まらないのは辛い。私の咳はヒステリー球の咳なので感染しないですよ、と張り紙をしたいくらい。
久しぶりに症状が出てきてしまい、少し動揺したし落ち込んだ。まあ、だけど、以前の自分とは違う。原因も対処方法もわかっているし、なにより精神的に強くなっている。昔の自分に比べたらだけど。

なるべく意識を他のことに向けて、早く症状がなくなるといいなと思う。そして、余計な噂話は聞きたくないので、会社の飲み会には参加しないことだな。まあ、今回は全体的な新年会の行事だったから仕方がなかったのだが。

年末から体調を崩してしまったり、体調の悪い日々が続いている。嫌になるが、まあこれで症状がよくなれば「今後はこうすればいいんだ」という自信にもなるし、いい機会かな。そういう風に前向きに考えよう。