これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

「味方探し」をする

佐藤健陽の「人前であがるのはしょうがない ~あがり症を克服した僕が伝えたい魔法のコトバ~」を読んだ。非常に読みやすくわかりやすくてよかった。

 

 

一番印象に残ったのは、「味方探し」をするということ。
過去の記事の「私のあがり症歴(後編)」にも書いたのだが、私は今から15年以上前、28歳くらいの時に話し方教室に通ったことがある。


www.korenobi.com

話し方教室は実践型で、みんなの前でスピーチをたくさん行った。不思議なことに私はその時は、あまり緊張せずにスピーチをすることができた。でも、会社では相変わらず緊張してしまいうまく話すことができなかった。話し方教室ではうまく話せても、会社ではやはり緊張してしまう。その理由は、話し方教室の人はみんなあがり症に悩んでいてお互いが応援し合っている自分の「味方」だからだ。味方の前だから安心してスピーチをすることができる。だから緊張もあまりしない。ところが、会社の場合は全員が味方ではない。なかには高圧的な態度の人や仲の悪い人だっている。だから、自分のことを否定されるのではないかという不安な気持ちが出てきて緊張しちゃいけないと思い、緊張してしまう。

要するに、全員が自分の味方だったら、安心して緊張が小さくなるということだ。まあ、もっとも、他人の気持ちなんてコントロールできないし、全員を自分の味方にすることなんて不可能だ。だけど、自分が「この人達は味方だ」と思い込むことは自分の努力でできる。
そこで「味方探し」。毎日、「今日、あの人はやさしくしてくれた」というような味方探しをすることで、なんだ、みんなやさしい人ばっかりじゃないかと思うことができる。反対に人の悪口ばかり言っていたら、「自分の敵探し」をしているようなものなので、脳に「周囲は敵ばかり」と擦り込まれてしまい、自分を否定される恐怖におびえてあがり症を引き起こしてしまう。「みんな自分の味方だよ」と思えるように、毎日「味方探し」をして、味方を見つける思考回路を鍛えたいと思う。

今から15年以上前に、話し方教室に通っていた時は、ここまでスッキリ理解できなかった。話し方教室ではうまく話せても、会社では緊張してしまう、そりゃそうだよなとは思っていた。あがり症克服のなにかのヒントになりそうだとは思っていたが、ぼんやりと思っていただけだった。今回、この本を読んで、自分の中で理解がつながってスッキリ腑に落ちた。毎日の「味方探し」を実践していきたいと思う。