ちょっとやそっとじゃ落ち込まない強靭な心を目指すのではなくて・・・
ひとつわかったことがある。
私はちょっとしたことで凄く落ち込んだり凄く不安になったりして、眠れなくなったり行動できなくなってなってしまう。なんとかそれを治したくて、ちょっとしたことで落ち込んだり不安になったりしないような強い心になりたいと思っていた。そのためにはどうしたらいいかいろいろ考えた。でも、それは間違った努力だったのかもしれない。落ち込まない強い心を目指すのではなく、たとえ落ち込んでも回復できる方法を身に着けた方がいいのではないかと最近気がついた。その方法を身に着けることで、落ち込むことが怖くなくなる。強くなるというのは、何があっても落ち込まないのではなく、落ち込んでも回復できる方法を知っている、身に着けていることではないかと思う。
例えば、この時期は部屋の中にいても寒いが、寒かったら暖房器具をつければいい。そうすれば暖かくなる。だから寒いのは怖くない。それは暖房をつければいいと知っているから。それと同じように、落ち込んだら〇〇すればいいということを知っていれば、落ち込むことが怖くなくなる。「落ち込んでもいっか、〇〇すればいいだけのことだから」と思えるようになる。これが、ちょっとやそっとじゃ落ち込まない強い心を目指そうとすると凄く難しい。それを目指して落ち込むと、「こんなことで落ち込んじゃダメだ。強くならなくちゃ。」と考えどんどん辛くなる。そうじゃなくて、落ち込んでもいい。落ち込んだら〇〇すればいい、その〇〇を探して学ぶことが大事なのではないかと思う。
緊張も同じ。緊張してはダメではなく、緊張したら〇〇すればいいと思っていれば緊張が怖くなくなる。よく本などで、「不安と戦ってはダメだ。不安を受け入れよう。」と書かれていて、意味がわからなかったが、ようやくなんとなく受け入れるということの意味が分かってきたような気がする。
今の段階では、〇〇の部分はわかってないから、これから学んで身に着けていきたいと思っている。だから、まだまだ全然解決ではないんだけど、やるべきことの方向性が少し見えたような感じがして、光が見えてきたような気がする。