上司からの評価があまりよくなかった

上司からの評価があまりよくなかった。「仕事はよくやっている。能力も知識も申し分ない。ただ、部下とのコミュニケーションがうまく取れていないように見える」という評価だった。・・・まったくその通り。おっしゃる通りですという感じ。

正直、部下の一人とうまくいってなく、こっちがなにか言っても口答えばかりされるので、途中からは言っても無駄だと思い、あまり関わらないようにしてしまった。例えば、部下に修正をお願いしたいことがあっても、それを言うのが面倒くさいので自分で修正したり、あるいは最初から仕事を頼まずに自分で仕事をやってしまったりしていた。
私は一応管理職なので、管理職としてはそれじゃいけないということは自覚していた。上司から、「君は、部下に言いたいことを言わないで我慢しているように見える。」と言われた。これもその通りだなと思った。言いたいことはたくさんあったが、言っても喧嘩になるだけなので言わなかった。
「言いたいことをいって、相手が言うことを聞かないのならしょうがないけど、言いたいことを言わないで、あいつはダメだと評価するのは部下が気の毒だ。」とも言われた。これもその通りだと思う。もちろん、私にも言い分はある。「言っても聞かないんですよ」「何度も言いましたよ」と反論したい気持ちはある。
でも、上司の言うことは凄くよくわかるし、ごもっともだと思う。特に私は言いたいことを言えない性格だ。そのくせ、自分の気持ちをわかってもらえないとイライラしてしまう。私はそんな自分の性格を自覚しているので、反省しなくてはいけないなと思った。

昔は上司の立場が今より強かったように思う。でも今は違う。注意をしても一歩間違えばパワハラだ。時代が変わったということをしっかり受け止めなくてはいけない。自分が若い頃とは、別の世界、別のルールで生きている。それくらいの気持ちにならないといけない。
私は人の上に立つ器ではないと思う。自分の仕事だけを黙々とやっているのが性に合っている。しかし、そうもいってられない。今回の評価は冷静に受け止めて、反省したいと思う。これからは「言っても無駄だ」と思わずに、自分の言いたいことをうまく伝える、伝えようとする努力をしていきたいと思う。