「すみません」じゃなくて「ありがとう」

「すみません」が口癖になってしまっている。飲食店で料理を提供してもらった時、仕事で書類を受け取った時、道を譲ってもらった時・・・等々、反射的に「すみません」と言ってしまう。悪い言葉ではないと思うが、なんとなく違和感を感じる。「すみません」というのは、自分なんかにそんなことをしてもらって「すみません」・・・という感じで、自分を下げることで自分を守っているような気がする。謙虚というより卑屈。「すみません」という度に自己肯定感が下がっているような感じがする。

よく聞くことだが、「すみません」じゃなくて「ありがとう」と言いたいと思う。最近は意識して、「すみません」と言いそうになった時、「ありがとう」と言うことにしている。「すみません」が体に染みついてしまっているので、飲食店で料理が出された時に、「すみません」と言いかけて、いや違う、「ありがとうございます」だと思って、
うっと詰まってしまったりする。まあ、慣れないうちは「すみません」と言ってしまってもいいのかな。その代わり、その後に「ありがとうございます」を付け加えよう。自然にありがとうございますが出てくるようになったらいいなと思う。