これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

「こんなことも知らないの?」という顔をする人

社内で、こちらが質問すると「こんなことも知らないの?」という顔をする人がいる。そして、「これは●●(専門用語)だから。」という風に、こっちがその専門用語を知らないことをわかっているくせにわざと専門用語を使ってくる人がいる。そしてこっちが、「すいません、●●ってなんですか?」と聞くと、両手を広げて呆れたポーズをとる。そんな人がけっこういる。逆にこちらが呆れてしまう。

私は長年経理の仕事をしているので、うちの会社の中では税務、会計のことをよく知っている方だ。たまに営業の人から、経理処理について相談を受けたり質問を受けたりすることがある。その時はなるべく経理の専門用語を使わないようにしている。ところが世の中には、前述したとおり、わざと難しい専門用語を使って、こんなことも知らないの?というような態度をとり相手を馬鹿にする人がけっこういる。40代、50代の人に多い。そういう人ってなんなのかな?と思う。

例えば、私は長年経理の仕事をしてきて勉強もしてきたので、普通の人より経理のことをわかっている(たいしたことはないが)という自負がある。だから、営業の人が初歩的なことを聞いてきても、経理じゃないとわからないよなと思いできるだけ簡単な言葉で説明をする。私は経理のことは詳しいけど、会社の製品についてはよく知らない。逆に営業の人は、経理のことあまりわからないけど、会社の製品についてはよく知っている。今までの人生で、時間を費やしてきた分野がそれぞれ違うのだから当たり前のことだと思う。そしてそのような人達がせっかくひとつの組織に属しているのだから、それぞれが得意不得意を補完し合えばいいのになと思う。

ところが、けっこう多くの人が、そんなことも知らないの?みたいな高圧的な態度で、回答もこっちがわからないのを知っていていながら難しい言葉を一言いうだけで「はい、もう説明したよね」みたいな態度をとったりする。
私はある程度年齢がいっているので、しょうがないなと思いながら、「すいません、私の勉強不足なんですけど、●●について簡単に教えて下さい」と下手に出て、呆れた顔をされながらもしつこく聞くことができるのだが、20代とかの若い社員は、40代50代の人にそんな態度を取られたら委縮してしまってそれ以上質問できなくなってしまうと思う。相手のそういう気持ちを考えてあげないのかな?と本当に不思議に思う。

もちろん相手の質問のレベルにもよると思うし、同じことを何回も聞くのは質問する側が悪いと思うけど、今の時代は特にいろいろな分野の世界があって、生き方が多様化しているから、こんなことも知らないの?というような態度を露骨にとる人は、視野が狭くて、逆に今の世の中のことをわかってないよねって思う。そして、そういう人に限って、自分の知らないことがあると、俺はそういうことに興味がないからというようなことを言うんだよね。
会社の業績が悪い今、本来であれば全員が一丸となってがんばらなくてはならないのに、周囲にそのような人がたくさんいると仕事以外のことでエネルギーを消耗してしまったり、今日はこの人とは口を聞きたくないから明日にしようなどと仕事が滞ってしまったりする。非常にもったいないことだと思う。まあ、こんなことで怒ったり悩んだりしているのは本当に馬鹿らしいことだ。早く抜けよう。