苦しくない寂しい一日
対人恐怖症の自分にとって、休日は「苦しくない寂しい一日」という表現がピッタリだ。
外に出ると他人の視線が気になったり、他人が自分のことをどう思っているのかが
気になってしまうから苦しい。
休日はずっと部屋にいるので苦しくない。だけど寂しい。
じゃあ平日は人と接しているから寂しくないのかというとそうではない。
平日は「苦しくて寂しくて辛い一日」といった感じかな。
休日は「苦しくない」というだけでホッとする。全然緊張感が違う。
例えば、大勢の人前でスピーチをする時って、凄く緊張していると思う。
あの緊張感が平日はずっと何時間も続いている感じ。
旅行客などで東京駅がもの凄く混んでいるというニュースを見た。
私はプライベートで恋人や友人と旅行に行った経験がない。
もしそんな経験があればおそらく一生の思い出になると思う。
私だったら一生の思い出になるようなことを、多くの人は日常で当たり前のように
何度も経験している。自分は寂しい人生を過ごしているなと惨めに思う。
まあそれは気にしてもしかたがないんだけど。
休日でもずっと引きこもっているわけにはいかず、スーパーに行ったり、ドラッグストアに
行ったりしなければならない。それは私にとっては苦しい行為だ。
だけど、それがあるからまだかろうじて普通に過ごせているのだなと思う。
これから自分はどうしたいのかな。それが一番重要だ。
どういう風に毎日を過ごしたいのか。
でもそれがわからないんだな。
ちなみに、「苦しくない寂しい一日」というフレーズは、ある漫画のフレーズだ。
その漫画が人気があると、自分と同じような人がたくさんいるのかなと思えて、
嬉しい気持ちになる。