これからは、のびのび生きよう!

「他人が自分をどう思うか」より「自分が自分をどう思うか」の方が大事。これからは、もっとのびのび生きていきましょう!

2回目の失敗が致命傷になる

私の好きな言葉。
「勝負では2回目のミスが致命傷になる」
将棋のプロ棋士の森内俊之九段の言葉だ。

何年も前に聞いた言葉だが、凄く心にピンときた言葉で
ずっと忘れずに心に残っている。

もちろん、1回のミスが致命傷になる場合もあると思う。
だけど、ここで言っているのはそういうことじゃなくて、
1回ミスをした時に、気持ちを切り替えることの大切さをいっているのだと思う。

自分なりに解釈するとこんな感じか。

・1回目のミスは致命傷にならない。だからそんなに落ち込まなくて大丈夫。
・それよりも気を取り直して、2回目のミスをしないようにすることが大切。
・1回目のミスを引きずっていると、2回目のミスを誘発してしまう。
・ミスをしたら、まず落ち着くこと。まだまだ挽回がきく。イライラしない。
・ミスを素直に認めて謝って、それで終わりにする。ミスを引きずらない。そして、一から出直すことが大切。

ミスをした時は、この言葉を思い出すようにしている。
以前はミスをすると落ち込んで、ずっと引きずってしまっていたが、この言葉を知ってからは
気持ちを切り替えて、その次のことを考えることができるようになってきた。


もうひとつ、好きな言葉。
「人を破壊させるのは、「一回目の失敗」(浮気、投資や事業の失敗など)ではなく、
 「二回目の失敗」(それを誤魔化そうとする行為)である・・・(以下省略)」
ちきりんさんの著書「多眼思考」の中の言葉だ。

これは本当にそうだよな、と思う。
仕事も人間関係も、一回目の失敗はまだ修復可能な場合が多い。
でも、その失敗を認めずにごまかそうとしたり、嘘をついたりすると
それが致命傷になり、修復不可能になってしまう。

なかなか難しいが、失敗をしたら、まずその失敗を素直に認めることが大事だと思う。
そうすることで次につながるから、失敗が失敗でなくなる。
失敗を隠そうとすると、逆にその行為が相手を本気で怒らせることになり致命傷になってしまう。

素直に認める。ごまかさない。
そうすることが、自分にとって一番いいし、なにより一番楽だと思う。

失敗を隠したり、ごまかしたりするのは大変だ。
一度うまくごまかせても、その先ずっとごまかさなければいけない。
いつどんな時にその事実が明るみになるかわからない。
ずっとその不安に怯えていなければいけない。
一生嘘をつき続けなければいけないのは、もの凄く大変だと思う。

それから、これは私自身が経験したことだが、
人間の解釈は時間の経過と共に変わる。
嘘をついて、その時は「うまくいった」と思っていても、
何年か経ち、自分の中でそのことに対する解釈が変わり、
「なんであんなことをしてしまったのだろう。取り返しのつかないことをしてしまった。」
と激しく後悔することになったりする。

それを考えると、すぐ失敗を認めてしまった方が全然楽だ。

1回目の失敗は注意しても起こってしまう時があるけど、
2回目の失敗は自分の意識で防ぐことができる。
自分で失敗をするかしないかを選ぶことができるのだから、
そこで失敗を選ぶほど馬鹿なことはない。

まあ、そうはいっても、人間魔が差してしまう時があるから、
日頃から意識して気をつけなくてはいけないな、と思う。

2回目の失敗(1回目の失敗をごまかそうとする行為)が致命傷になる!
2回目の失敗をするかしないかは、自分で選べる。
1回目の失敗をした時に、それを思い出しましょう。